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茨城県桜川市真壁町

真壁陣屋跡

下足に眠る真壁陣屋跡

「陣屋(じんや)とは江戸時代、藩(大名領)の政庁(藩庁)が置かれたところです。真壁陣屋は最初、真壁藩の藩庁として、のちに笠間藩による真壁支配の出張所として江戸時代の当地方の政治的中心地でした。
 この地には江戸時代以前の人々の生活の痕跡も残されており、特に古墳時代には竪穴住居跡や古墳も築かれていました。
平成21年度に行った公民館等の建替えに先立つ調査では陣屋の裏庭にあたる部分と思われるあたりを発掘しました。


戦国時代から江戸時代へ

中世に真壁を納めていた真壁氏が慶長7年(1602)年に秋田へ移ったあと、江戸時代の真壁の領主は何度も交代しました。最初の数年は幕府直轄地、慶長11(1606)年からは浅野氏の支配になり真壁藩が成立しますが、元和8(1622)年に浅野長重が笠間に移封されると真壁領のうち桜川の東は笠間藩領、西側は幕府直轄地となって真壁藩はなくなり、以後は笠間藩の飛び地となります。


現在

明治の世になり、陣屋はその機能を終えたました。その後、この地には真壁小学校や、真壁町役場など数多くの建物が建ち、2009年までは真壁中央公民館や真壁中公園、歴史民俗資料館などとして使用されてきました。そして現在、多目的複合施設という新たな町の中心として生まれ変わろうとしています。